Friday, November 13, 2009

新コーナー「今これ読んでるよ」

北尾トロさんと電話作戦会議。長々とお話ししてしまい、すいませんでした。
そこで話にでた連載をいきなりコーナー化して、本日よりはじめました。

今これ読んでるよ

タイトル通り、今読んでる本を書いていくだけのコーナーだけど、本好きの人が、今なにに興味があるか、端的にわかるのは面白いのではないか、と。
更新は不定期です。なぜなら、新しい本を読むごとに更新していくから。また、その人が読んでいた本をさかのぼることもできるようにもする予定です。

新刊、古本、関係なし。コメントもあったりなかったり。でも考えてみると、読む本は新刊があったり古本があったりするわけですし、読んだ本にも感想があったりなかったりするあけですし。そのあたりが正直にでるかな、と。

トロさんの他にも数人の本好きの方にお願いする予定です。お楽しみに。

ベートーベン 月光 聞き比べ

ヴィルヘルム・ケンプ Wilhelm Kempff

グールド Glenn Gould


ホロヴィッツ Vladimir Samoilovich Horowitz


ルービンシュタイン Arthur Rubinstein


バレンボイム Daniel Barenboim

Thursday, November 12, 2009

drive my car


photo by michikazu

Wednesday, November 11, 2009

ニューズウィーク「本と雑誌と新聞の未来」特集

本日売りかな、ニューズウィークが特集していた。
キンドルの話と、コンデナスト「グルメ」誌廃刊の話と、新聞救済の話と、ブログの話と。

キンドルは、もしくはNookは、確実に普及し、売り上げを伸ばしていくだろう。
おそらく10年後くらいには、広く一般に浸透し、売り上げが紙の本を抜いた、などと伝えられるかもしれない。
遠くない将来、ネット広告がテレビ広告の売り上げを超えるように。

思えば、iPodがでる前、みんなはなにで音楽を聴いていただろう。
MD? テープ? あのかさばるCDウォークマン?
iPodがでたのは2001年。まだ10年経っていないのに、すっかり音楽デバイスの中心にいる。
割安の音楽データを買うために、1−2万のハードを買うことを誰もためらわない。
同じようなことが本におこるだろう。
もちろん、今のキンドルやNookは改良され、(iPodのように)製品としてさらに使えるものになり、洗練されていくだろう。
飛行機や旅先で、また寝転がって布団の中で、キンドルを読むのが日常になり、
そのキンドルには新聞もブログも読めるようになるだろう。
(寝転がってデータ文字を読むことができるのはかなりのウリなんじゃないかな)

では紙の本は絶滅するかというとそんなことはなく、
少々お高く、価値のわかる、違いのわかる人たちのものになるだろう。
今やちょっと話題のCDは、データででて、CDででて、LP(重量級)ででるように。

ソニック・ユースのサーストン・ムーアはデータで音楽を買ったことがないそうだ。
そういった人はかならずいる。
絶対数はもちろん少ないけれど。そうした人たちのモノへの考え方は変わらないし、だからといって悲観したり寂しがったりする必要もない。商売のやり方が変わるだけ。

考えてみれば今でもハードカバーと文庫本/ペーパーバックがでているしね。
ペーパーバックはどんどん電子化されるんだろうな。
売れ筋のハードカバーは売り手の利益率を考えると、発売後しばらくは電子化されないかもしれない。
それはその本への到達スピードに対価を支払うか、というだけのこと。
売り手の存続のためにはある程度は必要なことだと思います。
(タワレコで輸入盤の入荷時期が調整されていたりとかとおなじこと)

ただ、今までのやり方は、そのままでは通用しなくなる。
新しい作り方、売り方、流通の方法は考えなければいけないけれど、
反対にいえば、それだけだと思う。
なので、あまり大騒ぎすることはないと思う。

それで、この特集を読んだ感想だけれど、
本というものは昔は高級なもので、一般の人は手にすることができず、
辻話やそれこそ詩の朗読、歌手のライブで「人の話(フィクションも、情報も)」を
手にしていた、そうした時代にまた戻っていくのかなぁ、と。

紙のメディアは値段がついて、(相対的にも)高くなっていく。
100年ペーパーとか、革装とか、付加価値もついていく。
無料か、かなり安いメディアはかぎりなく中身のみの値段になっていく。

個人的にはまったくそれでいいと思うのですが、
今までの仕組みで回っていた部分は組み替えされるでしょう。
その組み替えの際に、なにがなくなり、なにが残るのでしょうか。

往来堂のオイリさんは、紙の絵本は残る、といっていました。
紙の絵本はメディアとして一番最後まで残る、と。
そうかもしれん。

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photo by michikazu

翻訳ミステリー大賞のこのページを見て、シャイニングを読んでいます。
昔読んだような。ほぼ忘れているような。映画はしっかり覚えているけど。

Tuesday, November 10, 2009

21世紀のボイス

今一番興味がある展覧会なのに、ほとんどどこにも見かけない不思議。

2009年10月31日(土)~2010年 1月24日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー


国際シンポジウム「21世紀にボイスを召還せよ!」
・日時:2009年11月15日(日)13:00~18:30(開場12:30)
・会場:水戸芸術館コンサートホールATM

第一部(英・日逐語通訳)13:15~15:00
基調講演 1:レネ・ブロック(Tanas ベルリン、ディレクター、キュレーター)
基調講演 2:オイゲン・ブルーメ(ハンブルガー・バーンホフ現代美術館チーフキュレーター)


第二部(英・日逐語通訳)15:15~16:40
パネルディスカッション 1:消費社会とユートピア
モデレーター:四方幸子(NTT インターコミュニケーションセンターキュレーター)、パネリスト:仲正昌樹(金沢大学法学類教授、現代思想)、毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)、
山本和弘(栃木県立美術館シニアキュレーター)

第二部(英・日逐語通訳)16:50~18:10
パネルディスカッション 2:アクションは生きているか?
モデレーター:木幡和枝(東京藝術大学先端芸術表現科教授)
パネリスト:小田マサノリ/イルコモンズ(民族学者、アクティビスト、元現代美術家)、白川昌生(現代美術家)、椿 昇(現代美術家)


ボイスはダイレクトにやってくるんだよなぁ。
説明は難しいし、すぐにそれてしまう気がするけれど、これほど理論的な芸術も珍しい。
どうして今の日本で忘れられているんだろう?
このシンポジウムのタイトルはいかがなものか。行く予定だけど。

Sunday, November 8, 2009

納得いかない。

クレジット決済代行サービスのもろもろが終わったとたん、納得いかない事態に陥る。これじゃ収益構造がなりたたない(おおげさ)。
計算では、クレジット手数料5%で、メール便だとやっと利益がでる予定なのに、クレジット決済はメール便ではおくれないだそうで。いまのいままで知らなかったよ!どうしようか、と落ちこむこと半日。だって、この決済サービスの申請だけで1ヶ月かかっているのに。未知の領域。というか、請負仕事でなくてよかった。
気をとりなおし、別の決済代行に申し込むことにしました。ちょっと納得いかないなぁ。

pen light


photo by michikazu