Saturday, December 5, 2009

バンバンバザー

保育所のバザーで、ことしはじめてバザー委員をやってかなり忙しい。
バザー委員とは滅私のこと、と今日冗談が出て、
それはちょっと違うだろう、とも思った。
無事終了しますように。
宣伝カーのアナウンス原稿チェックしなくちゃ。

Thursday, December 3, 2009

最近のレイ・ブラッドベリ

SF作家レイ・ブラッドベリ氏、「人類は火星人にならなければならない」

ブラッドベリの小説は非常に、非常にアメリカ的で、そしてファンタジックで、いつも魅了されます。僕はどちらかというと短編が好きなのですが、それもグッド・オールドなアメリカのルーニィチューンを思わせるからです。つまり、手製でアニメがつくられていた頃のハリウッド製のトムとジェリーとか、ポパイとか、ああいう感じです。

アメリカは非常に人工的で、だからこそ幻想的なのだと思います。どこにもない国、アメリカ。だからこそ魅了されるのではないでしょうか。まるでSFのように。

細野さんの最新アルバム「フライングソーサー1949」が、その雰囲気をモノにしています。あれは、昔ながらのカントリーをあり得ない音像(96khz)でとっているので、音そのものが居心地の座らない、浮遊感のあるものに仕上がっていて、そこが魅力になっています。(それをさらにモノラルで聞いたりして)

このことはいつか、長く書いてみたいテーマの一つです。
本店のブラッドベリの古本はこちらのリストから。

Tuesday, December 1, 2009

芸術は・・・

爆発だ!

drawing and photo by michikazu.

最後の真実

ジェフ・エメリック 「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 」という本を、
いつだ、日曜日からずっと手放さずに読んで、今、読み終えた。
面白かった!おかげで他の仕事がちょっとおくれている。でも、それをおいておいても読んでしまった。

著者のジェフ・エメリックは、知っている人は知っているだろうけどレコーディングエンジニア/プロデューサーで、何度かグラミーも受賞している。ビートルズでは、そのデビュー時から同じスタジオで働きはじめ、リボルバーとサージェントペパーでは、いろいろな録音技術を試み、そのサウンドづくりに大きく寄与した。

ともかく、細部がリアルで生々しい。ループサウンドをつくるのにテープの張りをキープするために、他の仕事の人を何人もかりだして、廊下に鉛筆を持って立たせ、ガイド役をさせたところとか、アビーロードスタジオ(EMIスタジオ)の運営に関する内幕がザ・ビートルズの解散に与えた影響だとか、ヨーコの振る舞いだとか、EMIスタジオはもとは軍事用の目的でつくられただとか、満載です。

ぼくはこうした作品の構築術(内幕の暴露や楽屋話とは明確に違う)が大好きなのですが、著者はものすごくイギリス人らしく、クールな観察をしています。

つまり感傷的に、センチメンタルに陥らずに書いているため、一種の報告書めいているところもおおいに気にいりました。

本当に、ザ・ビートルズは絶妙のバランスで成り立ち、そしてそれは青春であったのだなぁ、としみじみ感じます。そして、オール・シングス・マスト・パス。すべては過ぎ去るのです。