Saturday, May 15, 2010

コナリーばかり読んでいた

さえない体調と、なれない仕事が波のようにやってきて、その中でうまく泳ぐことがなかなかできないでいます。
そんな毎日ですが、わたしはというと、マイクル・コナリーばかり読んでいました。新作「エコー・パーク」がでたので、読み切っていなかったハリー・ボッシュシリーズ前作「終結者たち」、そして前々作「天使と罪の街」を読んだのですが、これは2回目。ボッシュシリーズではない新しいシリーズ「リンカーン弁護士」も読み終わり、ようやく「エコー・パーク」にたどり着き、上巻を読み終えるところ。これは、コナリーを知らない人には何を書いているのかさっぱりわからないでしょう。でも、それでいいです。
いつものことで、マニアにはなりきれず、古本も電子書籍もツイッターもどうでもいい気によくなります。正直にいって。なんだか疲れるのです。だめだなぁ、と思います。
古本がどうでもいいと書きましたが、正確には、古本をめぐるひとやもの、それを語る人びと、語られたもの、がどうでもよくなるのです。わたし個人が好きな本はもちろんどうでもよくありません。どうやら、「〜をめぐるもの」、が苦手で、その類いの文章があふれている、もしくはリーチしやすい場所にある、ということかもしれません。
「〜をめぐるもの」はどうでもよく、「〜」そのものに興味があるのに、どうもそれらがごちゃごちゃになります。わかりやすくいうと、音楽がききたいのに、音楽雑誌を楽しめなくなってしまう、ということでしょうか。もちろん、調子がいい時は楽しめるのですが、とたんにどうでもよくなり、それは自分の集中できる力がおとろえているから、少しのものしか集中できなくなり、より本質的なものにしか興味がなくなる、ということなのでしょう。

古本販売は、継続しながらリニューアルをバックエンドでしています。
あと、コナリーの「エコー・パーク」はとても面白いです。



幻の冬の公園