Tuesday, September 8, 2009

radio chet

今日はラジオを聞いて過ごした。
朝はpodcast `new yorker : out loud` `BBC radio news pod`。夜は`元春radioshow`。


「美と破局」 辺見庸に、チェットベイカー晩年の東京ライブについてのエッセイがある。(辺見庸、実は好きなのです)
既にそのライブ盤は廃盤でアマゾンなんかでは馬鹿高い。こんなときにもyoutube。あった。(youtubeはラジオのように、一過的に音楽を聴くのに長けている)
1988年5月、アムステルダムのホテルの窓から歩道に転落、死亡する11ヶ月前、チェットは生涯で最高といわれる演奏を東京公演でなしとげている。(略)ああ、人はここまで堕ちることができるのか。にもかかわらず、いや、だからこそここまで深く歌えるのか・・・わたしの場合はそうした思いから泣かされたのである。(略)ここに疲れや苦汁があっても感傷はない。更正の意欲も生きなおす気もない。(後略)
甘美な極悪、愛なき神性 新たなるチェットベイカー
これによるとチェットが一生で費やした自分ひとりのための麻薬代金は(少なく見積もっても)600万ドルという。おなじ東京公演から。


このチェットをかけると、声に応じるかのように野良猫が長く愛の声をあげはじめるのが不思議だ。

そして、こうした音楽に救われる気がするのも、不思議だが本当だ。

Monday, September 7, 2009

なんだか最近は

ケルアックとか、ランボーとか、読み返している。
なんだかそんな気分。何周目だよ。

ケルアックは、ビートニク三羽がらすの中で一番早く死んだこともあって、
どうしようもないおじさん扱いされているけれど
実は一番特別な存在だ。なぜだろう。

昔の知り合いの名前をつい検索したりすると
深酒になるので注意。