Wednesday, November 17, 2010

冬になると恋しい音楽

冬になると思い出したように手にしたくなるものがあります。たとえば、向田邦子。毎年のように読み返しています。池波正太郎やエトセトラ。
冬になると聞きたくなる音楽もあります。そのうちのひとつ、ショーン・レノンのFriendly Fire。


新作もいい感じです。

Sunday, October 17, 2010

愛する肉体(と写真)

ラヴズ・ボディ(東京都写真美術館)という展覧会をみにいきました。
写真だけの展覧会はひさしぶりでしたが、思った以上にインパクトを受けました。
生と性と死というテーマは、写真ととても相性がいいと思います。なぜだろう。
たとえば、死にいく友人(愛人だった友人)のポートレイト。なんでもない場末の飲み屋の上の文字「BE SWEET」。若いポートレイト。それらはすべてエロスであり、タナトスを携えているように見える。
印刷物では決してない、プリントでしか表現できない味わいもたしかにある。
写真と言えば複製芸術の最たるものだったけれど、いまとなってはこれだけ撮影したりそれを披露したりする機会が増えたためか、かえってオリジナルプリントの美しさが映える。

(ラーメンをデジカメに(しかも一眼だったりする)撮ってから食べる人をわたしは信用しないけれど、それはまた別の話)

その複製可能性と一回性の間で、肉体と死のイメージが増幅されている感じを受け、とても感動しました。会期中、もう一度いくかも。

Monday, October 11, 2010

秋のイベントに参加してきました 高遠ブックフェス、秋も一箱古本市、そして信天翁。

秋のイベントに参加して、古本を売ってきましたよ。
ひとつ目は、高遠ブックフェスティバル
今回がはじめての参加だったのですが、ぎちぎちしておらず、スタッフも気持ちのいい人ばかりでとても楽しめました。
ブコウスキーの翻訳で知られる中川五郎さんのトークのお相手を務めました。
なんとかできたようで、一安心。
ほぼ一週間、町で何らかのイベントがあったのですが、個人的に一番秀逸だと思ったのが、「I love this book」という企画。お気に入りの本を持参すると透明な袋にそれをいれて町歩きをするとお店で特典がもらえるというもの。いろんな人が好きな本を透明バックにいれて町歩きをしているのはとても気持ちのいいものでした。そして、おお、こんな人がこんな本を、うむ、やっぱりこの本は売れているな、やや、これは・・・などと妄想が膨らむ楽しさ。文句なしに楽しめました。

もうひとつは、秋も一箱古本市
あいにくの雨でしたが、実行委員の石井中村コンビの愛と、箱をおかせてもらった古書信天翁(あほうどり)の店主ふたりの愛が感じられた一日でした。あ、僕への愛じゃなくて、イベントや本への愛、ですが。
特に古書信天翁は掘り出し物がやたらとあるいい古本屋。イベント用にかなり手をかけたみたいで、けっこう買ってしまいました。私の好きな海外文学、詩集、芸術が本といい品揃えで揃っている。丸善なんかの棚がやせているのと反対に、古本屋は肥えていると思うのだがなぁ。きっとすぐに目玉スポットになるでしょうが、まだ掘り出し物はいっぱいあるぜよ。
ブログで逐次紹介している。こんなのとか。
往年のオリーブ少女や文学青年、アート系学生にはたまらんのではないか。いろいろ買ったけど、帰りの常磐線では「魂のジュリエッタ」というフェリーニ唯一の小説を読んだ。

おつかれした!

※そして来週日曜(10月17日)にはニコマルシェに参加します!

Wednesday, August 11, 2010

毎日暑いですね

毎日ニホンは暑いよ、まるで世界の終わりみたいだ
と、ロンドンの友人にメールしたら、
神様はこんなもので俺たちを許してくれないよ、黙示録が明らかにしてくれるだろう
と返信が来た。
残暑お見舞い申し上げます。

Wednesday, July 28, 2010

foot


photo by m.

最近はぐしゃぐしゃと。まず、「これ読んでるよ」の更新をもっと簡単にしたいのだけど、これが一筋縄では行かなくて。うーん、と、うなり通し。トップページのリニューアルイメージはだいぶ固まって、あとは組んでいこう、というところ。ほか、肝心の本だけど、大量の買取(身の丈に合わなかったのかも)の整理がようやく終わり、自分の本にかかれそう。

めざすは、セレクトセカンドブックショップ。SSBS。という方向は再認識。