Tuesday, December 29, 2009

2009年なんでもベスト10 第1位はADRIAN TOMINE!

超個人的な2009年なんでもベスト10、第1位は・・ダラダラダラダラダ(ドラムロール)
ADRIAN TOMINE!

ぼく、この人のこと全然知らなかったんです。で、出会ったのが今年なんですけど、一目惚れでした!それで、洋書で一冊買ってしまいました。それがすてきですてきで。もーいまべた惚れです。

Adrian Tomineは1974年サンフランシスコ生まれ。現在ニューヨーク在住。1991年からはじまった「Optic Nerve(視神経?)」というシリーズが評判になり、ニューヨーカーの表紙やエスクワイアなどにも登場するようになります。

ワイアド・コムの評として「われわれの時代の偉大なグラフィックノベリストのひとり」とありますが、まったく同意見です。その魅力は、テーマと絵と会話がすばらしく一致しており、まさしくいまの時代の(けっしてわかくない)ひとびとを浮き彫りにしている点です。
なぜかよくわかりません。でも、いまのぼくの気分にも、考えたり感じたりしていることにひどく調和するのです。

たとえば「スーパーマーケット」というタイトルの話。盲目の男性がスーパーマーケットにやってきて、顔なじみの店員の若い女性に親切にされ、おしゃべりを楽しみます。しかし店を出てボーイフレンドとふたり連れのとき、おなじ盲目の男性とすれ違うと、「ちょっと黙って」とボーイフレンドにいってしまいます。
話としてはこれだけです。しかし、スーパーマーケットで若い女性が相手に親切にする仕草、会話の内容、盲目の男性の楽しげでどこかもの悲しげな様子。すべてが絵にマッチしていて、これはもう才能というしかないですね。

イラストもすばらしく、NEW YORKERなど、何度も表紙を飾っているようです。また日本の、特に辰巳ヨシヒロの本をプロデュースして海外で出版したりもしているようです。

SLEEPWALKをすこしづつ読んで楽しんでいます。

http://www.adrian-tomine.com/

さて、これでベスト10が終わったわけですが、惜しくも選外になったものは萬福亭のおいしかったコーヒー、ベケット伝、谷根千最終号、夏にいった友部正人さんのライブ(同じ列車で同じ車両でした!)、高遠の夏、長男の成長、などなど楽しいことがいっぱいあった2009年でした。

明日から水戸の実家へいくので、またPCを持ち歩くという習慣が基本的にないので、また携帯は通話のみの設定なので、ブログも年明けまでお休みの予定です。トゥイッターも。ではでは。みなさんよいお年を。夢をわすれずに!

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