Wednesday, September 2, 2009

きたいはずれ

さっき読み終えたryのn賞受賞作。がっかり。リアリティがまったくない。
なんというか、とてもご都合主義で、雰囲気でごまかそうとしている。
宮部みゆきの松本清張評に「こだわらないことにこだわる、だからこそリアリティが生まれる」というのがあった。こだわらない、というのは、登場人物が特別でないということだ。登場人物が特別でないことにこだわるからこそ、リアリティが生まれる。そういうものではなかったか。
リュウ・アーチャーも、マーロウも。

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