秋のイベントに参加して、古本を売ってきましたよ。
ひとつ目は、
高遠ブックフェスティバル。
今回がはじめての参加だったのですが、ぎちぎちしておらず、スタッフも気持ちのいい人ばかりでとても楽しめました。
ブコウスキーの翻訳で知られる中川五郎さんのトークのお相手を務めました。
なんとかできたようで、一安心。
ほぼ一週間、町で何らかのイベントがあったのですが、個人的に一番秀逸だと思ったのが、「
I love this book」という企画。お気に入りの本を持参すると透明な袋にそれをいれて町歩きをするとお店で特典がもらえるというもの。いろんな人が好きな本を透明バックにいれて町歩きをしているのはとても気持ちのいいものでした。そして、おお、こんな人がこんな本を、うむ、やっぱりこの本は売れているな、やや、これは・・・などと妄想が膨らむ楽しさ。文句なしに楽しめました。
もうひとつは、
秋も一箱古本市。
あいにくの雨でしたが、実行委員の石井中村コンビの愛と、箱をおかせてもらった
古書信天翁(あほうどり)の店主ふたりの愛が感じられた一日でした。あ、僕への愛じゃなくて、イベントや本への愛、ですが。
特に古書信天翁は掘り出し物がやたらとあるいい古本屋。イベント用にかなり手をかけたみたいで、けっこう買ってしまいました。私の好きな海外文学、詩集、芸術が本といい品揃えで揃っている。丸善なんかの棚がやせているのと反対に、古本屋は肥えていると思うのだがなぁ。きっとすぐに目玉スポットになるでしょうが、まだ掘り出し物はいっぱいあるぜよ。
ブログで逐次紹介している。
こんなのとか。
往年のオリーブ少女や文学青年、アート系学生にはたまらんのではないか。いろいろ買ったけど、帰りの常磐線では「魂のジュリエッタ」というフェリーニ唯一の小説を読んだ。
おつかれした!
※そして来週日曜(10月17日)には
ニコマルシェに参加します!